2014年11月29日

お久しぶりです。

音源の感想文たくさん書きたいと思ったけど、脳が退化したので(笑)、なかなか書けませんね。言い訳ですけど。音楽たくさん聴いている自信だけは、あります。仕事の移動中とか家でもテレビを滅多に観ないので、音楽づけです。ミーハーに聴いているので、古い音源も最近新鮮に聴こえるようになりました。浅く広く聴いている感じなのかなあ。どうしても、これも聴いてみたい、あれも聴いてみたいってなってしまうので。

昨日は、忘れもしない2001年タワレコでひっそりセールをやっていて、Klankyというレーベル名だけ見て買った、Loscilの青いを聴いていました。懐かしかったです。名前も情報も知らず買っていた時代があったんですねー。で、好みで500円で買えて嬉しかったことを思い出しました。寝る前に、エレカシの東京の空を聴いて、中学時代だったんだよなーとえみちゃんとラインでチャットして。エレカシは、人間臭くて、よく聴いています。特に、東京の空とココロに花を、を聴いています。

また、たくさん興味深いリリースが続きますね。お財布は泣いていますが、耳は喜んでいるので、買っちゃいます。そろそろキセルですね。それに、drawing4-5の新譜が12月24日に!もちろん、予約しました。この日は、大好きだったフジファブリックの志村さんの命日でもあります。フジファブリックは、完全に初期派なのですが、志村さんの孤独の苦しみが感じられるクロニクルなども、大好きです。タイムマシンからないものねだりの2曲は、思わず涙ですね。次のアルバム、ミュージックは無理に頑張って書いた歌詞が痛々しい感じがして、切なくなります。無理せずありのままを表現出来たら良かったのにと思ってしまいます。完全に私の志村さんに対する妄想ですが(苦笑。

最近、チェックしていなかった、アンチコンも聴かせてもらったのですが、良いですねー。ヒップホップとインディーロックを行き来するスタイル(プラスエレクトロ)は、引き継がれていると感じました。

最近、洋楽のロックの新譜を聴いていないのですが、大好きなブロンド・レッドヘッドだけは聴きました。少し変わったかな、という印象を受けたのですが、相変わらず好きですね。学生時代に何度も聴いたのは、良いですねー。

邦楽中心ですが、洋楽だとヒップホップやエレクトロミュージックをよく聴きますねー。ケンドリック・ラマーも良かったですし、オブジェクトも良かったです。昔のClearも相変わらず聴いています。エレクトロミュージックを聴いている人には、是非聴いてもらいたいレーベルですね。テクノからエレクトロニカと呼ばれるジャンルを繋いだレーベルだと思うからです。

私の日常は、のほほーんとしていて、1日おきの仕事です。そして、訪問看護と診察があります。障害を抱えての仕事は大変だと実感して、1日おきに変えてもらいました。。12月は、頑張るぞー!

くるりの、PIERは名盤じゃないでしょうか。未だに聴きますもん。最近のくるりの中で飛び抜けていると思います。ライブDVD発売されないかなー、DVDと言えば、オザケンの超LIFEも予約してました(笑。中学時代はまったなー。コーネリアスとともに。

テニスコーツのUeno Takashiさんのソロも楽しみです。支離滅裂な考えもしない文章になったので(いつものことですが)、この辺でー。ではー。
posted by ゆりか at 08:53 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2014年11月16日

12月7日

静岡で、パーティーがあります!行けたら、行こうと思います☆

http://feverofshizuoka.wix.com/fosstylish#!untitled/c1azy
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タイムリミットパレード

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Paranel / タイムリミットパレード
Nel Hateから、変名したParanelの9年ぶりのフルアルバム。COASARUやvongaku、雨月食堂など多名義を使い分けるLOW HIGH WHO?の主宰者が、Paranelです。ラップ、ポエトリー、歌を自由自在に操っています。本当に、大好きなんです。声も、好きだし素朴なビートも好きですし。サンプリングセンスも好きです。メランコリックな作品だと思います。リリックも、考えさせられるものが、多いです。不思議なメロディの7曲目「VIOLENCE feat. カクマクシャカ」が、特に好きです。
posted by ゆりか at 18:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | メモ2014

thinking ongaku union local 075

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odd eyes / thinking ongaku union local 075
本当に、良いバンドなんだよな、odd eyesは。何度も聴いてそう思いました。曽我部さんも、お気に入りだとか。まあ、それで知ったんだけどね。暴れ叫ぶツインヴォーカル、奇天烈なギターリフ!2010年から2011年にかけて京都にて結成されました。ドラム、ギター、ベース、ドラム、ヴォーカル、ヴォーカルの6人組のパンクバンド(ドラムはツインドラムでなく、曲によって交代制)、odd eyesのファースト・アルバムです。ここに詳しく書いてあります。本当に、音楽が好きで、あらゆるジャンルの音楽を吸収して、出来たバンドなんだよなー。
posted by ゆりか at 18:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | メモ2012

クライマクス&REMIXES

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TAMTAM / クライマクス&REMIXES
TAMTAMは、2008年12月結成された、ヴォーカルの黒田さとみを中心にしたレゲエ/ダブ・バンドです。今年、メジャーデビューしました。アルバムは、聴いていないのですけどね。少し注目していたバンドです。このシングルは、タワレコ限定盤で、もう売り切れちゃったかな。フジロックにも、出演したし人気も上昇中なんじゃないでしょうか。あら恋の池永正二さんが、リミックスしているという理由で、ポチリ。Junet Kobayashiさんもリミックスに参加しています。ヴォーカルが全面に出ていて、その裏にある演奏は、強力なリズム感があり、力強さも感じます。J-POPで売れ路線になればなー。レゲエ/ダブの要素もきちんと取り入れられたサウンドで迫力もあります。やはり、池永正二さんのリミックスが1番好きです(笑。原曲を、かなりくずしているのですが、違和感なく、踊れる要素たっぷりな感じです。ミニマルなアレンジで、きらびやかな電子音が散りばめられてあって、聴いていて心地よいです。Junet Kobayashiさんのリミックスは、原曲をしっかりととどめながらも、浮遊感のある仕上がりになっています。
posted by ゆりか at 16:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | メモ2014

You will Love me

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カジヒデキ / You will Love me
トラットリア208番、2000年の作品です。今、冬ですが夏にぴったりな一枚だと思います。iPodに入っていたので、何気なく聴いてみたら、懐かしくなりました。オフィシャルみたら、まだ活動しているようで。カジヒデキさんの曲は、さらりと聴けて、心が温まります。渋谷系と言われていたのかな?古い作品ですが、私も歳を重ねたけど、甘酸っぱい少年のような歌詞が、微笑ましくなります。ネオアコ、ギターポップ好きな方は、聴いていたんじゃないでしょうか。
posted by ゆりか at 15:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

ダブルダブル

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DoubleDouble / ダブルダブル
PSGのGAPPER、DOEN NORTH CAMP、KeentokerのMCのOYG、プロデュースはWATTERの3人組DoubleDoubleの1stアルバムです。トラックは、Budamunk、WATTERが提供、そして大好きなPUNPEE、ISSUGIも参加しています。他にも様々なMCがフューチャーされています。とにかく、トラックが、かっこいい!ユニーク!そこに、日本語ラップが、さらりと乗っかっています。リリックも、しっかり聞くとふと考えさせられる瞬間があります。OYGのラップは、癖になるなー。新しいのに、懐かしい感じを受けました。とても、日本的だと感じるのです。MCKOMICKLINICKは、知らなかったのですが、とても好みなラッパーだと思いました。終わりなき旅、名曲です。トラックリストは以下です。
01. For The Kids (Beat by Budamunk)
02. Nation (Beat by Watter)
03. 水彩画 feat. Shinobi (Beat by Budamunk)
04. Twice feat. PUNPEE (Beat by Watter)
05. Pace (Beat by Watter)
06. Power within feat. Epic (Beat by Watter)
07. get better (Beat by Watter)
08. onechance feat. ISSUGI (Beat by Watter)
09. 終わりなき旅 feat. MCKOMICKLINICK (Beat by Watter)
10. Going home (Beat by Watter)
11. 道上 (Beat by Budamunk)
posted by ゆりか at 11:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | メモ2014

2014年11月15日

スキゾフレニアの偏見

私は、スキゾフレニアです。病気になったのは、大学3年生のときでした。悪霊に取り憑かれたと思い、坊主にしました。季節は、夏でした。病識なんて全くなかったので、病院には通ってませんでした。聞こえないはずの声が常に聞こえ、見えないはずのものが見えていました。大学4年生になって、当時お付き合いしていた方が、眠れなくて困ってることと、自分自身が4人に分裂していることを、勇気を出して話してみると、精神科に行った方が良いと言われ、病院に通い始めました。簡単なアンケートみたいなものを書かされ、先生に色々質問されたことを覚えています。病名は告げられず、薬だけ処方されました。病気なんだ、と思いました。でも、なんの病気か分からなかったので、薬の名前をネット検索してスキゾフレニアだということが、判明しました。でも、声が幻聴だとは、気付いていなかったです。

病気になったことを、親しい友達に告げると、仲良くしてくれていた人が冷たくなり、私と関わらないようになり、悲しくなりました。今でも、そういう人が何人かいます。病気に対する偏見ですね。今でも、そのことに関しては辛い思いでいっぱいです。ブログにこんなこと書くと、また友達が減ってしまうかもしれませんね。。でも、仕方ないです。私を分かってもらいたいからです。音楽大好き、文章が下手くそ、というのは分かってもらえていると思いますが(笑。根が明るいので、あまり気にしないのです。

でも、病気の症状は辛いものがあります。実家に帰ってきて、社会から遠ざかり閉ざされた世界の中で、音楽と私を差別しない友達のおかげで、元気にやれています。今日、診察だったのですが、被害関係妄想が根強くあるので、幻聴がなかなか消えないそうです。どうしても、世界中の人に、嫌われている、とか、狙われている、とか、監視カメラで盗撮されている、とか感じてしまうのです。今は、病識があり、大丈夫なのですが、病識が持てなかった頃は大変でした。今は、辛くないといえば嘘になりますが、きちんと病識を持って、対応しているので、へっちゃらです。親友のえみちゃんに相談しながら、一歩社会に近づくことが出来ました。障がい者枠ですが、働けるようになったのです。症状があるので、作業に集中出来なくて、狂いそうになるけど、休ませてもらえる環境で、亀ペースで働いています。そういう場があることに、感謝しなくてはなりません。それに、友達になりたいな、と思えるようになったのです。挨拶を頑張ってしているのですが、偏見なしにみんな挨拶を返してくれます。ありがたいことです。病気になって、些細なことでも、嬉しく思えるようになりました。

未だ、薬がないと眠れないし、症状が悪化しますが元気です。弱音を受け入れてくれる親友もいますし、音楽を共有してくれる友達もいます。私は、恵まれています。神様に感謝ですね。お母さんも、時間がかかったけど、私のことを理解してくれて、一般就労目指さなくて、今のところで十分だよ、と言ってくれます。

長くなりました。自分のことばかりですいません。赤裸裸ですね(苦笑。最後に、音楽最高!友達最高!
posted by ゆりか at 21:41 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

A Bloody Football Clicks / Orange Classic Skinz

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White Rainbow + Asuna / A Bloody Football Clicks / Orange Classic Skinz
詳しいことは、レーベルの文章を見てもらえば分かると思います。本当に、久しぶりに買ったレコードです。White Rainbowのことは一切知らず(笑)、Asunaとセッションしているということに惹かれて、試聴もせずに衝動買いです。買って良かったー。言葉にするのは、難しいんだけど、こういうジャンル不明の音楽大好きです。2曲入りで、bloodyfootballclicksは、24分半の大作、orengeclassicskinzは、20分弱の大作です。bloodyfootballclicksは、低音ギターの爪弾かれるミニマルな演奏に、金属音のようなウワものが入っていくところから始まり、徐々に高揚していき、様々な楽器(?)が、重なり合っていき、水音じゃないんだけどぼこぼことした音が入り込んできます。次第に、シンセ、オルガンの和音が重なり、所謂ドローンに変化し、ギターの音は微かになります。このドローンがとても、大好きなんです。音の重なり合いの和音が、徐々に変化していき、多幸感溢れます。その後、ギターは姿を消し、狂気じみた暗いシンセのウワものに、ぼこぼこドローン。金属音が、エクスペリメンタルな雰囲気を演出しています。再び、徐々に高揚していき、狂気じみたドローンに、オルガンのミニマルメロディへと変化していきます。じりじりとしたノイズ音に、軽やかなビートが加わっていき、美しいギターのメロディとドローンが入り交じり、次第にギターが消え、シンプルなオルガンドローンへ。続いて、小さなぼこぼこ音も交差し、低音がほのかに響き、電子ノイズが加わっていきます。オルガンのミニマルなメロディが加わり、音数も多めになっていき、低音、高音の間を行き来するドローんが心地よいです。次第にドローんは消え、ギターの爪弾かれる音だけになり収束します。24分半で、様々に徐々に変化していく曲展開には、感動させられます。変わって、orengeclassicskinzは、トロピカルなパーカッションに、軽めのビート、高音の音の破片が散りばめられて曲が始まっていきます。次第に、金属音の冷ややかな音と、のりの良いビートが、絡み合います。オルガンのミニマルなメロディに合わせて、妙な電子音のリズムが、入っていき、来ましたー、オルガンドローン!1曲目よりも、音数が最初から多めで、わりと派手な印象を受けます。歪んだ電子音の和音とオルガンドローンの相性といったら、たまりません。一旦、静かになり水音と電子音の欠片が、飛び交います。幻想的な世界です。次第に、シンセの音とビートが加わり、電子ノイズが、ジャーっと。ミニマルテクノみたいな印象も受けます。ビートが消え、シンセの音がまるで、宇宙空間にいるような感じに聴こえてきます。再びユニークなビートが入り込み、シンセの奇妙なメロディと、電子ノイズが入り交じり、これまた、宇宙空間のようなんだなー。暴力的な電子音に変化し、そのウワものは、冷ややかな金属音です。次第に、音数が増えていき、左右を行き来する美しい電子ノイズと、歪んだオルガンドローンがやってきます。電子ノイズは、姿を消し、左右を行き来する音の断片と、オルガンドローンへと変化します。再び、宇宙的なシンセのメロディが聞こえ、細やかな水音と、今までよりもぐっと音数が減ったオルガンドローンへ。宇宙空間から、現実へと戻されるかのように徐々に音が減っていき、消えていきます。2曲、違った曲だけど、共通しているのは、美しいオルガンドローンが存在するということです。あまり、こういう音楽を聴く人って少ないかもしれないけど、ドローンミュージックに、はまると、エクスペリメンタルな要素を含むドローンミュージックも、大好きになると思います。やっぱり、私はAsunaが好きだということが、判明です(笑。
posted by ゆりか at 20:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | メモ2014

キオク

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あらかじめ決められた恋人たちへ / キオク
CDとDVDの2枚組です。CDに、新曲「Going」収録ということと、ライブDVD音源が欲しかったため、ためらわずポチリ。新曲は、あら恋らしくドラマチックなんだけど、四つ打ちビートが入っていて、踊れる感じになっています。ライヴで、盛り上がるんじゃないでしょうか。良いですね。DVDは、以下の収録になってます。私は、これを音源化して、爆音で聴いてライヴに行った気分に浸っています(笑。違法だけど、個人で楽しむので、大丈夫でしょう。売ったり、しませんから。あら恋、最高です。
--本編--
1.カナタ
2.Res
3.Nothing
4.Conflict
5.ヘヴン 
6.テン
7.前日
8.ラセン
9.Fly
10.Back

--EXTRAS--
1.Fly feat.吉野寿 (from eastern youth)
2.out
3.ワカル
4.トオクノ
5.クロ
6.Back (@Taipei, Taiwan)
posted by ゆりか at 20:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | メモ2014

9 Songs

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Kashiwa Daisuke / 9 Songs
Kashiwa Daisukeさんを知ったのは、何年前だろうか。onpa)))))のコンピレーションCDでした。好き!この人の作る音楽好き!もっと知りたい!となったのがきっかけです。それから、ずっと聴き続けてきています。どの作品も好きです。今作は、pianaさんをヴォーカルとしてフューチャーした歌もの作品です。最初、聴いたときは、いつになく前半ポップで、きっともっとメジャーJ-POPばかり聴いている人たちにも届くかも!と思いました。しかし、進んでいくうちに、大好きな狂ったようなクレイジーなビート、物憂げなメロディとバラエティに富んでいることが発覚しました。Kashiwa Daisukeさん本人も自信作というだけあって、完成度は本当に高いです。聴けば聴くほど、大好きになっていくアルバム。インストゥルメンタルヴァージョンの2枚組だったらもっと良かったのになーと思いました。Kashiwa Daisukeさんの作り出す美しいピアノのメロディ、狂ったような暴力的なビートのギャップが大好きなんですよね。今作にも、それが少しだけど、垣間見れて嬉しかったです。
posted by ゆりか at 20:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | メモ2014

2014年11月09日

The Mechanics Of Destruction

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Radio Boy / The Mechanics Of Destruction
このアルバムは、ハーバートの別名義Radio Boyが、ジャパンツアーをした時に、配布された非売品です。私は、残念ながらこのツアーには行けなかったのですが、行った友達からもらっちゃいました。いえい!今でも、聴いています。ライヴを体感しないとこのアルバムの凄さは分からないと噂に聞きましたが、私は聴いていて、とても楽しいです。冒頭のマクドナルドのサンプリングから、微笑んじゃいます。ハウスミュージックの基盤に、様々な独特なサンプリングされた音が、散りばめられていて、なんじゃこれ!と言ったアルバムかもしれません。ハーバートが、書いた言葉を日本語訳されたものが、載っているので、書き出してみますね。

遅ばせながら、音楽は常に政治的なものであるということを痛烈に認識したからこそ、組織化されたノイズを集めたこの作品が誕生したのである。

電子音楽革命によって引き起こされた作曲方法の民主化は、様々な制作法の商業化を導いた。しかしサンプリングは、一般に広く受け入れられている「音楽」という概念に革命を起こすより、芸術的正当性への近道となってしまった。ミュージシャンは、実在する音で空想の世界を作り出すより、素晴らしいレコード・コレクションから音を盗み取り、最高の技術でレコーディングされた、最高の演奏を含む楽曲から、最高の音のパーツを借用して制作をしているだけだ。作曲家とは、単に選ばれた「セレクター」となってしまったのだ。

既存のアイデアをアレンジし直して、別の現代的なコンテクストの中で使用することは、伝統的な西洋音楽の手法ではあったが、過去の演奏そのものが同時に盗まれることは今までなかった。サンプリングされた作曲家は、お金を支払われることが殆どないと同時に(皮肉なことに、その作曲家が大きなレーベルに所属しているときが例外で、レコード会社は作曲家に支払われるロイヤルティーから異常なまでに高いパーセンテージを抜き取りたがるからだ)、ネタとなった作品に参加した演奏家、エンジニア、そしてプロデューサーはクレジットされることもなく、もちろん報酬を受けることもない。資本主義はまたもやその汚れた手で、クリエイティブで政治的なプロセスに介入してしまったのだ。抑制されることのない消費主義と、選挙への無関心が蔓延るこの時代において、音楽までもが太り過ぎた放漫な怪獣となり、現代の消費主義の神話を信奉しながら、その神話を安く人々に売りつけているのだ。その構造の頂点にあるのが「ポップスター」であり、シニカルで冷ややかなオーディエンスの目の前で、レコード会社は次々とあからさまにポップ・グループをでっち上げているのだ。そして、レコード会社は、自ら作り出した蜃気楼を購入するように、オーディエンスを誘惑しているのだ。このトリックは、チョーサーの「面償説教師の物語」の中でも非常に簡潔に要約されている。

世の中の不正に目を向ける人、またセレブリティーを追っかけ、自分たちの社会的、経済的利益のみを追求するメディアが出す表面的な出版物以外を読む気のある人なら、国家権力から企業権力への移行という、極めて危険で気がかりな現象に気づいているはずだろう。

このアルバムは主にこのような問題を題材にしているのだ。ファスト・フードのマクドナルドがそれぞれの地域の人々の食生活を乗っ取り、システマティックに破壊している問題から、西洋諸国がルワンダの内戦に介入せずに、またもや現代のジェノサイド(民族大量虐殺)に間接的に関与してしまった事実などがある。このレコードで使用されているノイズ音は全て、僕が破壊した物から生まれた音だ。このような破壊的な行動は、人間として僕の基本的な欲求や懸念を無視し続けた政府への怒りが原因なのだ。この政府が20世紀の間に兵器を提供し続けた国に対して、今度は宣戦布告をしており、ためらいもせずに全ての人間の命を危険にさらしているのが現状だ。

僕らを騙して、地球が処分しきれないものを買わせるために、商品を過剰包装しているこの社会において、「破壊」というテーマについて語れることはあまりにも多い。しかし言葉の代わりに、僕は音楽を選んだのだ。

2001年9月18日 マシュー・ハーバート

このアルバムは非営利品です


音楽というのは、言葉よりも力を持つこともあるんだなあとあらためて実感しました。私は、ただただ、楽しんで聴くチャラチャラリスナーみたいです(苦笑。でも、ハーバートの文章を読んで、この作品に対する印象が、変わったのは事実です。
posted by ゆりか at 13:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

Cakez

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CENJU / Cakez
DOWN NORTH CAMPのラッパー、CENJUのセカンド・アルバム。仙人掌、Mr.PUG、PUNPEE、16FLIP、jjj(Fla$hBack$)、ONE-LAWら、まるでCENJUのフィルターを通して遊び場/たまり場を表現する様な、多くのラッパー/プロデューサーが参加したヒップホップ作品。ブルースとポップを兼ね備えたCENJUのフローとライムが、日々のSTRUGGLEとPARTYの狭間で泳ぐ。アマゾン抜粋。参加ラッパーも、よく知っている人たちで、楽しんで聴けました。ERA参加の曲と、インストヒップホップが特に良かったです。それにしても、ERAのラップ好きだなー。
posted by ゆりか at 11:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | メモ2014

2014年11月08日

Sunny

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サニーデイ・サービス / Sunny
サニーデイ・サービスの通算9枚目のアルバム。いかにも、サニーデイらしい楽曲が散りばめられていて、安心しました。聴いていて、微笑ましくなります。夏の終わり、今聴くのにちょうど良い作品(歌詞がね)だと思います。特に好きなのは、9曲目の夏のような人です。イントロから、懐かしいようなメロディが広がり、曽我部さんの甘いヴォーカルと切ないメロディにぐっとくるんです。全曲好きですけどね(笑。ローズレコーズのコンピも良かったし、曽我部さんの音楽の趣味は、私の好きな音楽に近寄っていると思います。ネットがなかった時代、ロッキンオン・ジャパンで、曽我部さんと対談していた、バッドリー・ドローン・ボーイも大好きですし、高校をさぼってまで曽我部さんがライブを観に行った、ストーン・ローゼズなども、未だに大好きです。
posted by ゆりか at 14:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | メモ2014

A False Dawn And Posthumous Notoriety

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Family Basik / A False Dawn And Posthumous Notoriety
Family Basikは加藤遊、加藤りまによる兄妹デュオです。2007年の結成以前から既に膨大な数の作曲を続けていたそうです。これが、デビューアルバムです。英詞で、大好きな男女混声ヴォーカル。デルガドスのコーラスワークに近い感じがしました。歌声が優しいんだな。ロバート・ワイ アットの流れを汲みながらも、ハイラマズ、ステレオラブ、ジム・オルーク、 シー・アンド・ケイク、ヨ・ラ・テンゴ、などを彷彿させられます。優しく切ない楽曲に、複雑なアレンジが、暖かなコーラスワークと絶妙にマッチしています。作曲・録音・ミックスは加藤遊が担当、マスタリングは Chihei Hatakeyama、ジャケット・デザインは、ASUNAが担当しているみたいです!落ち込んでいたんですが、これを聴いて落ち込んでいる場合じゃない!と思いました。温かく優しく包み込んでくれるような至福のポップ集です。アマゾンから、一部抜粋しています。最初、聴いたときは、ヨ・ラ・テンゴを思い浮かべ、ライヴで感じ取った何とも表現しがたい、幸せな時間を思い出しました。
posted by ゆりか at 14:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | メモ2014
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